校長挨拶

確かな技術を身に付け そして未来へ

~ 地域経済の活性化に貢献できる人材を育成し、未来を切り開く人材を育成する ~

 

 茨城県立土浦工業高等学校のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。

 

 本校は、県内3番目の工業高校として昭和34年に開校し、創立63年目の歴史誇る県内屈指の工業伝統校です。校訓である「自律」「独創」「寛容」「奉仕」の精神のもと、16000名を超える卒業生をおくりだしてきました。卒業生たちは、県内はもとより、日本の「ものづくり」産業を支える人材として各分野で活躍しています。ものづくりの基本は、人々の安全安心や幸せを願う「心」です。地域のみなさまにとって、日ごろあたりまえに利用している物や施設建物、あるいは道路や公園などの公共財に、本校卒業生の「心」が息づいています。

 

 現在、日本では経済のグローバル化や産業構造の変革が進み、ものづくり産業の活性化がますます必要となってきています。人工知能AIやロボット、更にはIoTなど新技術が次々と台頭してきており、今後は現在ある職業の約半数は無くなってしまうとも言われています。過去の延長線上に未来を見つけることが難しい今、豊かな人間性、じょうぶな身体、たくましい心、協力しあう心といった基礎力の上に成り立つ、創造力を持った人材となることが求められます。また、このような人材を育成することが工業高校である本校の使命であるとも考えています。

 

 本校の校訓である「自律」「独創」「寛容」「奉仕」には、幸せな社会の創り手になるための心意気がこめられています。現在、機械科・電気科・情報技術科・建築科・土木科の全5学科6クラス構成ですが、「もの」に命を吹き込み、「人が幸せに生きていくために必要なもの」を創る。この思いは、どの学科でも共通する「心」を育む本校の教育の原点です。本校の教職員は、工業人育成のために熱意と愛情をもって日々教育活動に邁進しています。これからも更に魅力ある、地域に信頼される工業高校として学校運営、教育活動に取り組んでまいります。

 

 かけがえのない高校時代を、生徒たち一人ひとりがより高い目標を持って充実した学校生活を送り、卒業するときに、そして卒業してからも「土浦工業高校で学んでよかった」「土浦工業高校が母校です」と誇れる学校にするべく、教職員一同全力で取り組んでまいります。今後とも地域の皆様、保護者の皆様、同窓生の皆様のご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

 

 

                                                   令和7年4月      

茨城県立土浦工業高等学校長  中久喜 歩