学校図書館と連携した授業を展開
教科:工業
科目:建築構造
【改善の内容と実施状況】
建築構造の授業では教科書の学習に加え、実際の現場写真や校内の建築観察を取り入れています。構造で学んだ知識が今後の製図の授業に活かせるよう、図書館で有名建築家の作品を調べる学習を行いました。
【改善のポイント】
単にタブレットで好きな建物を検索するだけでは建築の細部を学びにくいため、建物のコンセプトやダイアグラムを手がかりに調べる学習に切り替えました。特に『新建築』など専門誌を中心に取り上げ、設計意図や構成要素を意識して調査しました。
【主な効果】
観察力と考察力の向上:カーテンウォールなど関心を持った様式について自発的に調べる習慣がつき、「これは何か」「なぜ美しいのか」といった問いを立てて考える力が育ちました。
設計への応用力の育成:屋上緑化や特定の様式を取り入れた簡単な自主設計ができるようになり、構造とディテールを結びつけて理解する力が深まりました。
【注意点】
情報の取捨選択:インターネット上の情報は玉石混交のため、出典や信頼性を確認する指導が必要です。
学習の偏り防止:特定の建築家や様式に偏らないよう、時代・用途・構法の多様性を意識して題材を選ぶ必要があります。
評価基準の明確化:観察・調査・設計の各活動に対する評価基準を明確にし、生徒が目標を理解できるようにすることが重要です。
【今後の展望】
カリキュラム連携の強化:製図や実習、建築施工など他科目と連携した横断的な学習プログラムを構築し、学びの実用性を高めます。
プロジェクト型学習の導入:実際の課題を設定したグループワークやミニコンペを実施し、調査→設計→発表の一連の流れで実践力を養います。
以上を踏まえ、構造の理解と設計力を結びつける授業をさらに発展させていきます。